4月吉日、余市にあるサンタのところという農園で
鶏しめワークショップに参加してきました(^^)
農園では200羽ほどの鶏を飼って卵を販売しているのですが
その中の2羽を、この手で絞めて、解体していただいてきました。。。
いろいろ、写真や動画に残しましたが
Youtubeなら削除対象ですね!?という、きわどいものがやはり多く、
ここでのUPは控えめに。

↑絞めて動かなくなった鶏さんを、頭を下にして少しの間吊るします。
鶏の絞め方は、例えば棒で頭で殴って気絶させてから頸動脈を切るとか、首の骨をポキッとひねる、などがよく聞かれるやり方ですが、まあ100人いれば100通りのやり方があるそうで…。
今回サンタのところでは、鶏を片手で抑え込み、片手でスパッと首の動脈を切り一気に放血させる手段をとっていました。
もちろん、わたしもやりましたよー。

血の匂いに!?、飼い猫が寄ってきています。
そのあとは、70℃のお湯にざぶっと鶏を1分間つけて、毛穴をうるかし、羽を抜きやすくします。(この処理の方法も、やる人によって色々あるらしい)

この羽抜きが、たぶん一番時間がかかったはず…
スーパーで売っている鶏は、まさかこんな手作業はしてないですよね!?と聞いたところ、やはり機械だそうで。洗濯機の脱水機能みたいなイメージで、あれの中に凸状のイボイボがついていて、ブーンと中で鶏を回すと綺麗に取れるのだそうです。
鶏によって、抜きやすかったり固かったり。。

ひと通り解体ができました!
1羽はバラして、1羽はつぼ抜きと呼ばれる、内臓だけ取り出す方法で今回やりました。
卵がコロンと一個入っているのですが、おなかの中から出てきましたよ!
なんていうか、感動しました。(ざっくり 笑)
初めての解体は、ドキドキでしたが、意外と「目の前で殺すなんて衝撃的!!ショック!!」ていうことはなくて、自然体でした…。
個人的には、2人目を自宅出産したとき、出産ってすごいドラマ!みたいな刷り込みなく、いい意味で日常だったわーみたいな感覚だったのですが、それに近い気がしました。
とはいえ、初めての経験で、類の違う疲れがありました…。
ただ、大型動物の鹿の解体に比べれば、手の平サイズな感覚で、めっちゃ扱いやすい(;;)
(鹿の経験があったからこそ…)
帰ってから、まずはササミとレバーを刺身で。。。
うまい!!!
それから、一羽を内蔵ごと、塩とカレー粉をもみ込み、フライパンで焼き…

これをカレーにするのですが、普通にこのままで超美味しい!!
サンタさんいわく、肉は売ってるのと比べて、味はすごくあるけど固い。
と仰ってたとおり、本当に固い ( ̄▽ ̄;)
あまり家族は食べてくれなかったほど。。。
弾力すごすぎて、食べるのに気合が要りました。
サンタさんも、時々は鶏を買って食べる。と言ってたのですが、分かるような…。
初めての、鶏をしめていただく体験は、食べるまでを遂行して、その後からジワジワと心に来るものがありました。
なんかこう、あくまで私の場合はですが、スーパーに売られたお肉=悪みたいなのが「どこかで」あって、いろんなことが人間の都合で行われた姿であり、これは本質ではない…みたいな意識があったんだと思います。
ただ、鶏をしめてからは、「スーパーで売ってるお肉、スゴイ!」みたいな気持ちに変わりました(^^;それはもう、確かに鶏は幸せではないかもしれないし、自然な営みではないかもだけど、売り場に並ぶまでは相当に「いかに食べて美味しいお肉を作り出すか」ということに人の知恵を注いでる(ひいては生産コストとのせめぎあいも加えて)、ということを感じるので、その部分に純粋に敬意を払いたい!!
つまり、人として丸くなった・優しくなった気がします笑

出来上がったスパイスカレー♪
他にも、いくつか料理して頂きました。
絞めた鶏、内臓とガラは超最高!!!!
小腸(モツ)とか、面倒そうで半分だけ持って帰ったけど後悔したーー
抜いた血ももらって、炊いておそるおそる食べてみましたが、これまた意外にも美味しかった!!!
鶏の解体は2年越しくらいの、念願でした。
癖になったので、ぜひリピートしてまた出来たらと思っています。